「妻木城跡」に行ってきました!
土岐市観光協会のGメン加藤です!
土岐市の妻木町にある標高409mの城山にかつて「妻木城」がありました。 築城年は定かではありませんが、一説によると1339年だと言われています。
今から、700年近く前ですね!
「妻木城跡」とその周辺にある「妻木城士屋敷跡」は、岐阜県指定史跡になっていて、どちらも発掘調査が行われています。
私は、歴史に疎いので、妻木城に詳しい「妻木城址の会」の黒田さんに案内をしてもらい、プチ登山をしてきました!
妻木城に登るルートは2つありますが、今回は、簡単なルートを選びました(笑)
ゆっくり案内していただきながら、1時間ほど登山してきました。
登山口からしばらく登ると、大きな岩がたくさんゴロゴロしています。
この巨石は、花崗岩だそうです。
岩を割ろうとした、くさび跡がついている巨石も残っています。
こんな大きな岩を割って運ぶのは、とてつもない労力が必要だったんでしょうね。
途中に、少し平らな場所があり「土塁」と書かれた看板があります。
「土塁」とは、削り取った土を盛って、堤防状の壁を作り、敵の侵入を防ぐために作られたものです。
さらに進むと、「曲輪」と書かれた看板があります。
「曲輪」と書いて「くるわ」と読み、お城の区画のことらしいです。
発掘調査の結果、この曲輪には、建物の基礎となる礎石がいくつも発見されました。
礎石の大きさから、建物の大きさも想像できるとのこと。
そして、ついに辺りが一望できる絶景スポットに到着しました!
晴れた日には、御嶽山も見えるとのことです。
絶景を堪能しながらしばし休憩し、さらに上を目指します。
石の鳥居と石垣が見えてきました。
礎石が点在していることから、かつては建物が建っていたことが想像できます。
石垣は、昭和に入ってから復元されたものとのこと。
頂上には、「八幡神社」と書かれた祠があります。
その横に立っている大きな杉は、「物見杉」と言うらしいです。
木肌が削り取られていますが、かつて「下駄」の材料として使われたんだとか。
今回、じっくり案内を聞きながら登山しましたが、お話を聞きながら、かつての様子を想像するのはとっても楽しかったです!
妻木城跡の周辺には、流鏑馬神事が行われる「八幡神社」や文化財が多数所蔵されている「崇禅寺」などがありますので、散策するのも楽しいそうですね。